顔合わせとは①日程や場所の選び方

お顔合わせとは

お顔合わせとは、結婚を控えた二人がご両家の親御様やご家族を紹介し、親睦を深めるために開かれる食事会のことです。結婚に向けての最初の大切なステップであり、和やかな雰囲気で互いの家族を知るきっかけになります。

結納との違い

結納は、古くから行われてきた伝統的な婚礼の儀式で、両家が正式に婚約を取り交わすものです。結納品の用意やしきたりがあり、より格式高い場となります。
一方で、お顔合わせは形式にとらわれず、食事をしながら交流するスタイルが主流です。最近では結納の代わりにお顔合わせを選ぶカップルも多く、準備のしやすさや気軽さが魅力です。

お顔合わせをいつ行う?日程・タイミングの決め方

お顔合わせ(両家顔合わせ食事会)は、結婚の挨拶が済んでからおおむね3か月以内、結婚式の約6か月前を目安に設定するカップルが多く見られます。「大安」「友引」など六曜を気にする方は、午前中や縁起の良いお日柄を調べておくとより安心です。両家のご都合を早めに確認し、スケジュールに余裕をもたせることで、予約や衣装準備などの準備もスムーズに進みます。


お顔合わせ当日までの準備

日程の決定

両家の都合を調整し、できるだけ早めに日程を決めましょう。結婚式までのスケジュールを見据え、余裕を持った日程設定が安心です。

会場の選定

料亭やレストランの個室など、落ち着いて話せる空間が理想的です。和やかな雰囲気で食事を楽しめる場所を選ぶと、両家の親睦も深まります。

費用分担の確認

主に新郎側が負担するケースが多いとされていますが、最近では新郎新婦が負担することも一般的です。事前に両家で話し合い、負担の仕方を明確にしておきましょう。

当日の服装

男性はスーツ、女性はワンピースや訪問着など、フォーマル寄りの服装がおすすめです。両家の格を合わせることが大切なので、事前に相談しておくと安心です。

手土産の準備

地域の銘菓や縁起物を選び、3,000〜5,000円程度が目安です。過度に高価な品は避け、感謝の気持ちを伝える程度が良いでしょう。

当日の進行

乾杯の挨拶や自己紹介、結婚の意思確認などをスムーズに進めるため、誰が進行役を務めるかをあらかじめ決めておくと安心です。

つきじ治作の顔合わせプラン

お顔合わせの色々教えて!

双方の両親が遠くに住んでいるのですが、会場はどこでするのが良いですか?

ご両親同士が遠くにお住いの場合、お二人が新しい生活を送る土地にて開催するのはいかがでしょうか?お二人が暮らしていく場所をご両親に見ていただく、感じていただくのもよろしいかと思います。

遠方からくる両親の交通費や宿泊費の負担はどうするべきですか?

状況により様々ですのでコレ!という決まりはありません。
よく聞かれるパターンをしては
①新郎新婦様が交通費とお食事会の料金などをご負担される
②宿泊費と交通費はご両親様が各自ご負担され、食事会は新郎新婦で負担
③すべての費用を一度ご新郎新婦がご負担になり、あとで3分割する

ホテルなどをご用意して、各ご両親様と一緒に親子水入らずの一泊をお過ごしになるのもよろしいかと存じます。
どちらにしても、いきなり行うのではなく相談してから決めましょう。

やはり和食がいい?どんなお店を選ぶのが良いですか?

そうですね、テーブルマナーに不慣れであれば和食の方が緊張しないでお過ごしいただけるかもしれません。お食事はお二人の好みやご両親様の好みなども注視しつつ、大皿で取り分けるようなもの、ビッフェスタイル、鍋料理や食べにくい蟹などのお料理などは避けた方が良いかと思います。

日頃使い慣れたお店も良いですが、やはり個室など仕切られている場所やあまり騒がしくないお店の方が好まれます。

当日までに決めておく注意事項はありますか?

全体的にどの程度作法やマナーを重視するか、当日の服装フォーマルの度合いなどはご両親様とお二人でしっかり共有することが大切です。

お席の座り方なども、新郎様側が上座に座る作法がありますが、現代では新郎側も新婦側も上も下もなくお考えになる方も多くいらっしゃります。当日バタバタするのではなく、事前にお二人でお決めになられたお席をご両親様へ共有しておくのが良いと思います。

手土産の有無や金額もお二人からご両親様へ「このくらいで」と共有しておくのがよいと思います。